TOP >杉樽醤油シリーズ
能登の豊かな大自然の中、
杉樽木桶で二年間熟成させて
つくりました。
千里浜からの潮風がそよぎ、
かつて加賀藩の金山だった宝達山を眺める中能登の地にある大正八年創業の近岡屋醤油。
今も大きな瓦屋根の蔵では、初代より受け継いできた杉樽木桶で『もろみ』を二年間じっくりと熟成させ、昔ながらの製法で手間を惜しむことなく醤油をつくっています。
この二年間熟成させてつくった『生揚げ醤油』とミネラル豊かな能登海洋深層水を合わせて
つくったのが『杉樽醤油』です。
その杉樽醤油に、果実が実るまでに十八年以上かかるといわれる実生ゆずの絞り汁を贅沢に使ったポン酢と、鰹節やミリンを合わせて風味ゆたかに仕上げた志高のだしつゆもお楽しみください。
創業時のままの蔵には
醤油づくりの神さまがいます。
能登の陽射しを浴びて大きな瓦屋根が光る近岡屋醤油の蔵。
大正八年の創業時と変わらぬその木造の蔵の中には、杉樽木桶や麻布など今も初代の頃より大切に使われ続けている道具があります。
そして、もろみを熟成させる『もろみ蔵』の柱や梁には、蔵人たちの懸命な醤油づくりをずっと見守ってきた『酵母菌』や『乳酸菌』が棲んでいます。この目に見えないほどの小さな菌は、近岡屋にとっては大切な宝ものであり、神さまのようなものなのです。
おなじ原材料を使い、どんなに技術のすすんだ機械でもろみをつくったとしても、近岡屋のもろみとおなじものはつくれません。
二年という時間をかけて
蔵人がやさしく育てた、
近岡屋自慢のもろみ。
近岡屋醤油では、仕込みの盛込みから『もろみ』を搾って生揚げ醤油にするまで、
今も手作業にこだわっています。
それは醤油づくりに欠かすことのできない『麹菌』も『もろみ』みんな、人間とおなじ生きている物だから。
しょうゆ麹の仕上がりを手で見極め、杉樽木桶の中で眠るもろみにやさしく語りかけながら櫂つきを行い、時にはもろみの声に耳を澄まし、二年という時間をかけてもろみを育てるのです。
この創業時より受け継がれてきた手仕事と、醤油づくりへのひた向きな蔵人の想いが重なって、近岡屋の醤油はつくられています。